抜け毛の原因も個別にみていくといろいろですが、多くの場合は髪の毛を作り出す毛母細胞に血液が十分行き渡らなくなり、毛髪の成長が止まってしまうことによって起こります。指圧にしても、マッサージやお灸にしても、すべてこの血行不良を引き起こしている要因を取り除く為のものです。
しかし、一方でこれらの血行促進法と並行して栄養面から抜け毛を防止する食生活の工夫も必要です。ここでは、抜け毛防止に効果のある栄養素・食品についてまとめてみました。
動物性たんぱく質
髪の毛は、含硫アミノ酸という硫黄分を含んだたんぱく質でできています。したがってこれが豊富に含まれている食品を多めにとると良いでしょう。髪の毛を作り出す働きを工場にたとえれば、動物性たんぱく質は素材・材料にあたるわけです。具体的には牛乳、卵黄、コレステロールが気になる方は魚類が良いでしょう。植物性の豆腐や大豆にも含硫アミノ酸は含まれていますが、動物性のものに比べると含有量はやや少なめです。
ビタミンA
世界的にはげの人が少ない民族として知られるエスキモーは昔から生肉を主食にしてきました。この生肉にはビタミンAが豊富に含まれています。エスキモーにはげの人が少ないのはストレスが少ない社会であるということもあるのでしょうが、このビタミンAが髪の毛の発育にプラスになることも確かです。
具体的な食品としては、レバー、うなぎ、卵黄など。また、緑黄色野菜にもビタミンAは豊富に含まれています。
ビタミンB2・B6
組織の中に酸素を供給する働きをするのがビタミンB2ですが、これが欠乏すると毛母細胞の働きが止まってしまい、毛が抜けてきます。
同じようにビタミンB6も不可欠です。これは毛母細胞が含硫アミノ酸から毛を生み出す際に大きな役割を果たすビタミンでやはり不足すると脂漏性皮膚炎といって皮膚がただれたり、抜け毛が増えてきます。
B2、B6が多く含まれている食品は小松菜、ほうれんそうなどの青菜、そして納豆やレバーなど。
ところで「わかめや昆布などの海藻類が髪の毛によい」という説がありますが、これは根拠がないといってよいでしょう。全身の健康によいとしても、毛髪との直接的な関係はありません。
